行政書士試験の合格率の推移を確認!過去10年の合格率平均は約10%で上昇傾向にある

ひよこ書士

行政書士試験の現役受験生、ひよこ士です。

この記事では、行政書士試験の合格率の推移についてまとめてみました。

実施年度によって変動がありますが、行政書士試験の合格率はおよそ10%程度です。

資格試験のなかでも、かなり難しい部類に入ることは覚悟しておきましょう!

行政書士試験は難関資格だけど合格不可能では無い

行政書士試験の合格率は約10%程度です。

法律系の資格試験のなかでは合格率は比較的高い方ではあるのですが、それでも9割が不合格になることを考えると、やはり難関資格と考えて準備すべきです。

行政書士試験の合格率について、これまでの時系列的な推移も含めて一通り見てみましょう。

行政書士試験の合格率は約10%

行政書士試験が現行の試験制度となったのは、平成18年(2006年)から。

参考資料として、この記事の最後に平成18年度以降に実施された行政書士試験の合格率の推移を一覧表にしています。

過去10年間(平成21年度~平成30年度)の合格率の平均値は、約10.3%です。

平成18年度の合格率4.8%など、新しい試験制度に変わってから数年間は合格率が低い年も見られます。(新制度施行後の5年間では合格率平均7.1%)

合格率が低かったのは、受験予備校とか受験生の側でも手探りの状態だったためではないでしょうか…。

油断は禁物ですが、現状の合格率を考える場合には、直近の10年間のデータを参考にすると良いと思います。

行政書士試験の合格率は、直近10年間の平均値で見ると10%程度

行政書士試験の合格率は上昇傾向にある

行政書士試験の合格率推移(現行試験制度以降)

 

行政書士試験が現行の試験制度となったのは、平成18年(2006年)から。

参考資料として、この記事の最後に平成18年度以降に実施された行政書士試験の合格率の推移を一覧表にしています。

これを見ると、合格率は上昇傾向にあることが分かりますよね。

現行の試験制度となってから10年以上が経過して、受験予備校や参考書の経験値が上がってきていることが、合格率が上がっている背景にあるように思います。

その一方で、試験問題が難化傾向にあるとも言われますので、油断は禁物です!

現行試験制度での過去問も蓄積されてきているけれど出題の難化傾向も見られる

【参考資料】行政書士試験の合格率の推移

実施年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率
平成18年(2006年) 88,163 70,713 3,385 4.8%
平成19年(2007年) 81,710 65,157 5,631 8.6%
平成20年(2008年) 79,590 63,907 4,133 6.5%
平成21年(2009年) 83,819 67,348 6,095 9.1%
平成22年(2010年) 88,651 70,576 4,662 6.6%
平成23年(2011年) 83,543 66,297 5,337 8.1%
平成24年(2012年) 75,817 59,948 5,508 9.2%
平成25年(2013年) 70,896 55,436 5,597 10.1%
平成26年(2014年) 62,172 48,869 4,043 8.3%
平成27年(2015年) 56,965 44,366 5,814 13.1%
平成28年(2016年) 53,456 41,053 4,084 10.0%
平成29年(2017年) 52,214 40,449 6,360 15.7%
平成30年(2018年) 50,926 39,105 4,968 12.7%
令和元年(2019年) 52,386 39,821 発表前 発表前

(データ出典:一般財団法人行政処理試験研究センター『試験結果の推移』より)